実際のバスの画像を使って、読み取れる情報をご紹介します。
A. 車両番号
車両前面と側面にアルファベットと3ケタの数字があります。これがこのバスの呼称となります。側面部分を拡大してみましょう。
1、営業所記号
所属の営業所を表します。車両が転属になると書きかえられます。
記号 |
営業所名 |
旧指定メーカー(*2) |
A |
品川 |
日野 |
B |
渋谷 |
三菱(新呉羽) |
C |
新宿 |
いすゞキュービック |
D |
杉並 |
日野 |
E |
小滝橋 |
いすゞキュービック |
F |
練馬 |
日産 |
G |
大塚 |
いすゞキュービック。 巣鴨に統合。 |
H |
千住 |
三菱 |
J |
有明 |
= |
K |
南千住 |
三菱 |
L |
江東 |
日産 |
M |
目黒 |
日野。 品川に統合、港南支所に再編。 |
N |
北 |
日産 |
P |
巣鴨 |
いすゞ富士 |
R |
臨海 |
いすゞキュービック |
S |
深川 |
いすゞ富士 |
T |
早稲田 |
三菱(新呉羽) |
V |
江戸川 |
日野 |
W |
青梅 |
日野 |
Y |
港南 |
日野 |
Z |
青戸 |
三菱 |
*1 営業所記号は支所以上(支所、営業所)のみ持つことができます。分駐所は親元の営業所の記号を使うことになります。
*2 平成11年度のF代車までは営業所ごとに採用メーカーが決まっていましたが、三菱自動車指名停止、中型ロングタイプノンステの普及、入札制度(平成18年度P代車より)への変更などにより、現在は全営業所に同じ車種の車が採用されています。(年度により前期、後期2車種になる場合があります。)
*3 渋谷営業所新宿支所、小滝橋営業所杉並支所、江戸川営業所臨海支所、南千住営業所青戸支所は運行業務を(株)はとバスに委託して業務を行っております。(外見上の区別はありません。)
2、購入年度
3ケタの数字の前のアルファベットは購入した年度を表します。2.3は除籍まで変わることはありません。
記号 |
購入年度 |
記事 |
V |
平成元年度 |
いすゞ、日産車が5Eから7Eへ。 |
W |
平成2年度 |
4メーカー3ドアリフト車登場(W291〜W297) |
X |
平成3年度 |
日野HIMR登場(X516)。4メーカー2ドアリフト車出揃う。 |
Y |
平成4年度 |
|
Z |
平成5年度 |
三菱ディーゼル蓄圧式ハイブリッドバスMBECS車登場。(K-Z332) |
A |
平成6年度 |
ワンステップ試作車登場(P-A531〜A533)。手すりが黄色になる。CNG一般車登場(S-A475,A450) |
B |
平成7年度 |
いすゞディーゼル畜圧式ハイブリッドバスCHASSE登場(C-B626) |
C |
平成8年度 |
日産ノンステップ試作車投入。(C201) 三菱車のボディが変わる。 |
D |
平成9年度 |
採用4メーカーノンステップが出揃う。(長野五輪貸出) |
E |
平成10年度 |
CNGノンステ登場。(S-E400,N-E401) |
F |
平成11年度 |
新車がノンステップのみとなる。 |
G |
平成12年度 |
大江戸線改変に伴い車両の移動が相次ぎ、乗合用の新車は深川に投入された日産中型ノンステG894〜G896と台東区循環バスめぐりん用K-G020〜G022の6台のみとなった。 |
H |
平成13年度 |
・中型ロング日野HR,日産JPが登場。
・指定車種以外の営業所に配置されるようになる。
・いすゞ車がキュービックからエルガにモデルチェンジ。
|
K |
平成14年度 |
・中型ロング三菱MKが登場。
・降車ドアのチャイム変更。
・当時日野指定だった葛西営業所にいすゞエルガが納車される。(錦28、都07用)
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L |
平成15年度 |
固定窓採用。 |
M |
平成16年度 |
LED方向幕正式採用。 |
N |
平成17年度 |
・ 三菱指名停止。
・音声合成機器がレシップ製の営業所はエルガ,クラリオン製の営業所はBR2。
・日産系の営業所は西工UA。
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P |
平成18年度 |
西工尿素バス採用。CNGノンステは三菱車。 |
R |
平成19年度 |
・日野BR2。
・日野ハイブリット(新宿【分】、渋谷)
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S |
平成20年度 |
・前期…西工尿素。後期…日野ハイブリット |
T |
平成21年度 |
・前期…いすゞエルガ。後期…日野ハイブリット |
V |
平成22年度 |
・前期…日野ハイブリット(降車ドアより後ろの座席が1人がけに)。
・後期…三菱
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W |
平成23年度 |
・三菱 |
X |
平成24年度 |
・いすゞエルガ/いすゞエルガハイブリット |
Y |
平成25年度 |
・三菱 |
Z |
平成26年度 |
・いすゞエルガ/日野ハイブリット長期試験車(S-Z500,Z501) |
A |
平成27年度 |
・いすゞエルガ(青梅車のみAT仕様) |
B |
平成28年度 |
・いすゞエルガ
・南千住、渋谷に納車された二次車は後ろドアの幅が広いタイプのものになる。フルカラーLED方向幕採用。
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C |
平成29年度 |
・いすゞエルガ/燃料電池車(深川)
・新車、転属車(登録ナンバー変更車のみ)が車号と同じ数字の希望ナンバーに。
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D |
平成30年度 |
・いすゞエルガ/スカニアノンステ(小滝橋、巣鴨、杉並、南千住)/燃料電池車(深川、江戸川)
・江東区コミュニティバス用いすゞエルガミオ中型車1台を配置。(S-D513)
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E |
令和元年度 |
・いすゞエルガ(EDSS、非常ブレーキを車内に設置。)/燃料電池車(深川、江戸川、臨海、有明)
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F |
令和2年度 |
・いすゞエルガ/燃料電池車(深川、江戸川)
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G |
令和3年度 |
・三菱
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H |
令和4年度 |
・三菱
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3、車両番号
製造された年度の中での通し番号です。百の位で車両のサイズや用途を区別しています。(G代車以降はこの法則がなくなり、通し番号となっています。)
・000〜099・・・貸切用、観光バス
*江東区コミュニテイ用のS-N050は区の貸切扱い。
・100〜799・・・(乗合)大型車
・800〜899・・・(乗合)中型
*中型ロングノンステであるJP,HR,MKは大型車扱い。
・900〜999・・・特定車(養護学校輸送など)
4、所属営業所名
1のアルファベットで示された営業所を日本語表記したもので、同じく所属営業所を表します。
B.行き先
前面にバスの行き先、側面に経由地と起終点が案内されています。行き先は同じでも経路が全く違う系統がありますので、乗車時には必ずご確認ください。
C.登録ナンバー
このバスの書類上の番号です。(1)とともに車両特定するのに役立ちます。主なナンバーは以下の通りです。
ナンバー |
営業所 |
杉並 |
杉並 |
練馬 |
新宿、杉並、小滝橋、練馬、大塚、北、巣鴨、早稲田、 |
足立 |
千住、南千住、江東、臨海、深川、江戸川、青戸 |
品川 |
品川、渋谷、港南 |
江東 |
有明(F代車と足立ナンバー以外のエリアからの転属車)、江東 |
葛飾 |
青戸(F代車より) |
八王子 |
青梅 |
異なるナンバーの営業所へ転属となると新たに登録ナンバーの書き換えが行われます。
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